前々から訪れたいと思っていた「ザ・ひらまつホテル&リゾーツ」に宿泊してきました。

2018年の7月にオープンしたばかりでハード面はとってもきれい。お部屋やパブリックスペース、アメニティーなどはとても充実しています。

前回の記事にて、ソフト面で気になる点をご紹介しましたが、トータルするとコストパフォーマンスはかなり良いと感じました。

特に一番驚いたのは、お食事です。今回はそのお食事についてご紹介しますね!

 

前回の記事を見たい方はこちらをクリック↓

 

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ひらまつ宜野座は滞在型レストラン

ひらまつ宜野座の宿泊費には、「贅沢なフルコースディナー」と「絶品の朝食」の料金が含まれています。

宿泊費にディナー代と朝食代が含まれて、最低金額(2名)で「税込 106,272円~」となっています。同じ価格帯のアマネム伊勢志摩などは、ディナー代は宿泊費に含まれておりません。そう考えると他の高級リゾートホテルに比べてお得なお値段ではないでしょうか。レストランやプールサイドでいただく飲み物、チーズについては、別途料金が発生しますがそれでもお得ですね。

なぜなら、ひらまつ宜野座で宿泊者以外がディナーを頂く場合、フランス料理のコースで「15,000円」又は、「25,000円」(消費税・サービス料15%別)になります。

ホテル内で美味しいお食事をいただくことができれば、ホテル滞在中に一歩も外出しなくて済みます。ホテル内ですべて完結できることで、ゆっくりと過ごすことができ、心も身体もリフレッシュできること間違いなしです。

 

 

ひらまつ宜野座から食事について事前連絡があります(アレルギー・苦手な食べ物)

前回の記事でもご紹介しましたが、ひらまつは全国各地にフレンチ、イタリアンなどを運営するレストランブランドです。レストランブランドが手掛けるお食事をホテルに宿泊しながら頂けるということで私も宿泊前からとても楽しみにしていました。

更に楽しみになるポイントがありましたよ。宿泊の1週間前にひらまつ宜野座から「アレルギーや苦手な食べ物」に関して電話連絡があり、お料理の内容を変更してくれます。

ひらまつ宜野座とのやりとり

ひらまつ宜野座スタッフ
アレルギーや苦手な食べ物はございますか?

Kojinee
アレルギーはありませんが、苦手な食べ物があります。
1名は、生野菜が苦手でサラダは一切食べることができません。鳩肉が苦手なのですが、お魚料理に変更は可能でしょうか。

ひらまつ宜野座スタッフ
かしこまりました。では、火を通したお野菜でしたら大丈夫でしょうか。
鳩肉につきましては、シーフードお料理は別にございますので、仔牛のお肉料理に変更でもよろしいでしょうか。

Kojinee
はい、火を通したお野菜と仔牛のお肉料理でしたら大丈夫です。
お手数をおかけしますが、よろしくお願いいたします。宿泊するのを楽しみにしております!

ひらまつ宜野座スタッフ
かしこまりした。では、1名のお客様につきましては、生野菜ではなく、火を通したお野菜料理。
お肉料理は、仔牛に変更させていただきます。お客様とお会い出来ます事を今から楽しみにお待ち申し上げております。

 

他の高級ホテルでは経験したことのないサービス、おもてなしに驚きました。宿泊前からどのようなお料理がでるのかとても楽しみでワクワクしていましたよ!

そのため、今回ご紹介するお食事は、他の方とメニューが少しだけ違います。

 

ディナーと朝食の予約については、前回の記事でご紹介しました↓

 

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ひらまつ宜野座 ドレスコード

1日目はフランス料理、2日目はイタリア料理ということで、ドレスコードがあると思っていましたが、他のゲストを見てみると、カジュアルな服装をしている方が多いように感じました。

男性は、TシャツOK?、短パンOK?、ビーチサンダルOK?

女性は、TシャツOK?、ジーパンOK?、ビーチサンダルOK?、すっぴん

スタッフの方に確認をしていませんが、上記のような服装をしている方もいらっしゃったので、たぶんドレスコードはないのかなぁと感じました。

スタッフの制服は、ポロシャツとチノパン、スニーカーでカジュアル。

私たちは、ワンピース、カーディガン、サンダル(ヒール付き)を着用していましたが、ドレッシーすぎて逆に恥ずかしくなってしまいました・・・。

ブセナテラス ファヌアン、ハレクラニ ラ・メール、アマネム伊勢志摩 ダイニング、リッツ京都 ラ・ロカンダなどのホテルに宿泊した際にホテル内のレストランを利用しましたが、すべてのホテルでドレスコードがあり、カジュアルな服装をしている方はいませんでした。

ひらまつ宜野座は、高級リゾートホテルでもカジュアルな服装でフレンチやイタリアンを楽しめるのはいいですね。

 

ひらまつ宜野座 レストラン棟

ひらまつ宜野座でお食事を頂く時は、お部屋からレストラン棟へ移動します。

 

 

レストラン棟は2階建てになっており、私たちは1階の左側のお部屋に案内されました。

 

 

1階の左側のお部屋には、カップル、夫婦、親子などの2名1組のゲストが案内されていたみたいです。

1階の右側のお部屋は、たぶんですがお子様連れのご家族が案内されていたと思います。

お子様連れとお子様連れではないゲストを別の空間にするのは、とても良いと思いましたね。

 

 

1階の右側の場合は、壁側のソファー席(カップルシート)が3席、窓際のテーブル席は、2席、計5席ありました。

窓側のお席は、海を眺めながらお食事をいただくことができますが、ソファー席も窓側を向いているため、人が後ろにいることが苦手な方はソファー席の方がいいかもしれませんね。

 

 

他にもレストランの個室が4棟あります。VIPの方などが利用するのかしら?

 

 

2階には、バーラウンジもあるそうです。

 

ひらまつ宜野座 ディナー

ディナーの時は、海を眺めながらお料理を楽しむことができる窓際の一番奥のお席に案内されました。

ミラーレスカメラでお料理の写真を撮るので、一番奥の席だと周りのお客様に気をつかわなくていいので、助かりました。

 

 

テーブルに置いてある琉球ガラスの一輪挿しがとても素敵で、購入できないかスタッフの方に聞いてみましたが、こちらは販売できないとのことでした。

他の琉球ガラスの花瓶やコップはお土産用に販売しているそうです。

我が家では、ホテルのようなインテリアを目指しているので、ひらまつ宜野座を参考に別の琉球ガラスの一輪挿しを購入し、お庭に咲いたカラーのお花を生けています。

ホテルに宿泊すると、新たな発見があって楽しいですし、勉強になります。話をお料理に戻しますね!

 

ひらまつ宜野座のディナーメニュー

上記でも書きましたが、通常のメニューとは前菜とお肉料理を変更していただきました。

 

 

ひらまつオリジナルのスパークリングワイン

 

シャンパーニュが大好きなので、ひらまつオリジナル「ドゥラモットブラン・ド・ブラン」から始めました。

飲み口はかなりスッキリとしていますが、深みはあまり感じられず、少し物足りない印象でしたが、お料理との相性は良いと思います。

 

 

グラスの場合、ひらまつオリジナルのスパークリングワインとシャンパーニュはドンペリの1種類ずつしかなかったと思います。

ボトルの場合、他にも種類があるのかもしれません。赤ワインや白ワインの種類は豊富でしたのでワイン好きの方はお料理に合わせて楽しむことができますね。

 

 

今帰仁アグーのリエット 新鮮野菜

 

沖縄のアグー豚を使用したリエットに季節の野菜をディップしていただきます。

フランス料理でリエットは普通にどこでも出しているのかもしれませんが、同じような味?ほぼ同じ味?のアグー豚のリエットを沖縄の他のフレンチレストランでいただきました。最初にひらまつでアグー豚のリエットを食べたのですが、数日後に沖縄のブセナテラス内にある「ファヌアン」でフレンチをいただいた時にシューの中にアグー豚のリエットが入っていて、食べた瞬間に母と目が合い、「あれ?どこかで食べた味じゃない?」とハモってしまいました。気のせいかと思いましたが、ファヌアンのスタッフの方とお話をしていると話の流れで「最近、スタッフ2名がファヌアンを辞めて、ひらまつ宜野座に就職したんですよ。」と教えてくれました。もしかしたら、ファヌアンとひらまつのアグー豚のリエットが同じようなお味だったのは・・・?と勝手に色々と想像していました。たまたま同じ味だったのかもしれませんね!?

 

今帰仁アグーのリエット フランスパンとピスタチオ

 

生野菜が苦手なので、食材を変更していただきました。今回は、サクサクにトーストしたフランスパンとピスタチオをスパイスで炒ったお料理。

フランスパンにアグー豚のリエットを塗って食べましたが、香ばしくて美味しかったのですが、リエットに対してフランスパンの量が少し少なめの印象。

 

 

ピスタチオは甘辛くて、スパークリングワインとの相性バッチリ。

食材を変更してもらわなければ、アグーのリエットを直接食べるしかなかったので、フランスパンに変更してもらえて良かったです。

 

赤ピーマンのムースリーヌ 爽やかなトマトのクーリー

 

赤ピーマンのお味そのもののムースリーヌ。周りのトマトのソースが赤ピーマンの臭みを多少消してくれます。

赤ピーマンとトマトのバランスがよく、赤ピーマンが苦手な私でも食べることができました。

 

2009ドン・ペリニヨン

 

最近、減塩生活をしているからなのか、ひらまつのお食事は味が濃く感じてしまい、飲み物が進みます。

2杯目は過去最高評価の2009年ヴィンテージのドンペリに。

 

 

やっぱり、シャンパーニュは美味しいですね。苦味もなくスッキリ、爽やかなのにコクと深みがあり、最高の味わい。

この記事を書いている時も味を思い出して、飲みたくなりますね。家ではお酒はほとんど飲まないのですが、旅行の時はシャンパーニュなどをいただくのが大好きな親子です。

 

シャンパーニュを纏わせたポロ葱のデリス ウォッカ風味のクリームとキャビア添え

 

芸術作品みたいな見た目で素敵。シャンパニューで味付けをしたポロ葱をゼリーで固めて、キャビアとウォッカ風味のクリームをトッピングした一品。

今まで食べたことがない葱料理。口の中で溶けるので、噛む必要がありません。

お味は、キャビアの塩っぱさが強く、ドンペリが進みます。シャンパニューで味付けしているので、ドンペリとの相性もGOOD!

 

ブレッド

 

小さいフランスパンのようでした。パンはおかわり自由です。

 

エシレのバター

 

エシレのバター丸々ひとつ付いてきましたよ。スタッフが目のまでラベルを外してくれます。
クリミーな口当たりで美味しかったですね。

 

エレシバターが美味しくて、自宅でも購入しようか考え中です。

黒トリュフのスープ(ムッシュ・ポール・ボキューズへのオマージュ)

 

暑い沖縄で熱々のスープを飲めるとは思っていませんでした。このスープを飲んでいる時は、スタッフの方が冷房を強くしてくれました。ゲストの状況をちゃんと見ているのだなぁと感心しました。

こちらのスープは、石焼きみたいに容器も熱々なので、スープが中々冷めません。猫舌の人はちょっと大変かも?

 

 

切り込みが入っているので、パイを簡単に外すことができます。スープがグツグツと音を立てています。写真でも細かいフツフツ泡が出ているのが見えるでしょうか。

熱々スープの中には、角切りした人参、フォアグラ、トリュフがたっぷり入っています。

私が感じなかっただけだと思いますが、黒トリュフの香り、フォアグラのお味があまり感じられず、コンソメとお野菜のお味が強く感じました。

熱いものを食べると鼻がつまりやすいからかもしれません・・・。

 

 

スタッフの方に最後は周りのパイをスープに浸して食べると美味しいですよ。と教えていただいたので、試してみました。

また違う食感を味わうことができ、とっても美味しかったです。

 

オマール海老のシヴェ セップ茸風味のほうれん草のファルス

 

殻付きのオマール海老。焼き方が絶妙でレア感が残っていて、プリップリッ!

ソースもオマール海老のエキスを使用しているので、海老に絡まり美味しかったです。

 

 

なんと、ほうれん草の中から海老ちゃんが出てきました。こちらもソースを付けて食べましたが、お家では真似できないようなお味で美味しかったです。

 

葡萄ジュース(白・赤)

 

ワインのような白葡萄ジュースと赤葡萄ジュースをオーダー。

ひらまつといえば、「アラン・ミリア」のジュースですがこちらは違うブランドのジュースでした。

アラン・ミリアよりもさっぱりとしていて、飲みやすくお料理をいただきながら飲むジュースにはピッタリ!

 

 

ブルターニュ産仔牛 ソース・ペリグー

 

本来なら、「フランス産小鳩のグリエ ソース・エーグルドゥース」でしたが、小鳩のお肉が苦手なので、仔牛料理に変更していただきました。

仔牛は柔らかく、黒トリュフも添えられていました。この時点でお腹がいっぱいになっていたので、量が少なめで良かったです。

 

これでお料理は終わりです。デザートの前にチーズを別料金でいただくことも可能です。

 

桃のコンポート マラスキーノ風味

 

ひらまつの定番デザートみたいです。

桃のコンポートは本当に丸々桃でした。私の中で勝手に桃の中にシャーベットが入っていると勘違いしており、食べ進めても出てこなかったので、そこでやっと気付きました。シャーベットとは、周りのシャーベットなのだと・・・。

 

 

周りのシャーベットはさっぱりしていたのは良かったのですが、お酒が強すぎて私はちょっと苦手でした。わがままな感想でごめんなさい。

 

小菓子たち

 

レモンマシュマロとオペラケーキ。甘さ控えめで美味しかったです。お腹がいっぱいで食べれないと思いましたが、ペロリと食べれました。

 

紅茶

少し薄めのお紅茶でした。

 

 

お砂糖はきび砂糖だったのかなぁ。ほのかな甘みで紅茶に入れると美味しかったですね。

 

カプチーノ

 

母の感想ですが、今まで飲んだカプチーノで一番だと思うくらい美味しかったと話していました。

私もカプチーノにすれば良かったなぁと思っちゃいました。皆さんもカプチーノを選んでみてはいかがでしょうか?^^

 

 

スタッフ

 

私たちを担当してくれたスタッフの方は、一人で3組〜4組のゲストを対応していましたが、身のこなしもスマートでお料理の説明は完璧、食べ方も丁寧に教えてくれますし、質問したことも詳細に教えてくれる方でとても良かったです。ゲストの状況を確認をして、冷房の調整をしてくれるところもも気が効く方だなぁと思いましたね。

ひらまつ宜野座滞在中にプロのホテルマン(ウェイター)だなぁと思ったのは、私がお会いした方の中でこの方のみだったかも・・・。ひらまつの本部か系列のホテルやレストランで働いていた方だと思いましたね。

最後に

お食事の時間としては、19:00〜21:00までの約2時間かかりました。私たちの食べるペースが早いのかもしれませんが、お料理とお料理の間の待ち時間が15分ぐらいあり、少し待ち時間が長いなぁと感じてしまう場面もありました。事前に提供するお料理が決まっているので、もう少し早く出してもらえると良かったなぁと思いました。ご飯を早く食べて、お部屋でゆっくりしたいなぁと思っていたので・・・。

全体的にお料理のお味が濃いめの印象でした。飲み物が進むような味付けにしているのかなぁと勝手に考えてしまいましたね。私たちは、3杯も別にドリンクをオーダしましたが、ミネラルウォター(ガスあり、ガスなし)は無料でした。後ろに座っていたゲストの方がミネラルウォターは有料だと思っていたようで、「お水はいりません。」と断っていましたが、「サービスで無料になります。」とスタッフの方が伝えると「ガスありでお願いします。」とオーダーしていましたね。他の高級レストランではミネラルウォーターは有料のところが多いので有料だと思ったのかもしれませんね。ミネラルが無料なのは、お財布に優しいくていいですね。

 

お料理は、年に3回変更する予定とのことです。どのようなお料理になるのか気になりますね。

 

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